MFW’s blog

MFWのつぶやき。〜年金競馬を目指します〜

戦略と戦術 その⑥ 施行レース数について

今日は「施行レース数」について、また持論を少しばかり語ろうと思います。

 

「施行レース数」って何のこと?って思う人もいると思います。検証レース数や考察レース数と言い換えてもいいのかもしれません。

 

私の言う「施行レース数」とは、”確率を収束させるための最低限のレース数”のことを指します。なんだそりゃ?って思うかもしれませんが、これって年金競馬のロジックまたは理論を完成させるために絶対に必要なことなのです。

 

例えば今、過去のデータをターゲットを用いて調べ、自分なりの理論を完成させたとします。その的中率が1/10(10%)だったとします。10%ってことは、10回レースを行ったとして1回の的中があるってことですよね。じゃあここで問題です!この10%の的中率を確固不動とする施行レース数って、何レースでしょうか?

 

ちょっと数学に詳しい方なら解ることですが、1/10の確率を持つもの(ここでは競馬のことを言っていますが、競馬以外の何でもいいです)に対し、分母の回数すなわち10回施行したときの的中出現確率は、70%を切る確率です。つまり、ある確率を持つものは、その分母以上の回数をこなさなければ確率が収束しない、ということになります。これは以前のブログでお話しした、「大数の法則」に関連することでもあります。因みに、1/10に対し20回やると80%以上の確率で収束し、30回やると90%程度の確率で収束します。私はこれを「分母、分母の2倍、分母の3倍」の順に、「7、8、9」とザックリ記憶しています。

 

しかしながら90%程度の確率の収束では、実際はまだまだ足りません。この確率の収束を98~99%(100%の絶対は無い!)に持って行きたいところです。ここで私の結論を先に述べます。私はこの確率の収束を分母(施行回数)を基準として考えず、分子(出現回数)を基準として考えています。その分子の出現回数は【30回】。異論はあると思われるのですが、これくらいの出現回数がないと的中率とは呼べないと思っています。上の例では1/10の的中率なので、分子(出現回数)30、分母(施行回数)300となり、最低300回の施行回数が必要となります。

 

なお回収率についても同様で、1/10の的中率なら最低施行回数300回の検証考察を行わなければ回収率とは呼べないし、またこれは的中率が高ければ高いほど、施行回数(検証考察回数)を減らすことができます(的中率が1/2(50%)なら60回の施行で良い!)。

 

的中率と回収率は高ければ高いほどいいのですが、過去のブログでも述べたように両者は相反するものです。年金競馬ではどれ位の的中率が妥当か、どれ位の回収率が妥当か、を常に考え取り組んでいます。最近は「的中率重視」の方針で取り組んでいますがね、、、。

 

今日は「施行レース数」について語りました。皆さんも自分の的中率および回収率を、私のような目線で再度調べてみるといいかもしれません。

上手く伝わったか解りませんが、今日はここまでとします。